IT における DEI (多様性、包含性、公正性) に配慮した用語への置き換え

1. はじめに

人種的またはその他の差別的偏見を反映する言葉は、多様性、公平性、包括性 (DEI: Diversity, Equity & Inclusion) の価値観に反するため、言葉を使用する際は注意を払う必要があります。 本記事では、IT 業界で使用される可能性の高い用語に主に焦点を当てて説明していきます。

1.1. DEI とは

DEI とは、多様性 (Diversity)、包含性 (Equity)、公正性 (Inclusion) の頭文字を取った略語であり、組織や社会において、人々の多様性を尊重し、公正で包括的な環境を創り出すための取り組みを指します。

  • 多様性 (Diversity) は、人々の異なる背景や特徴、経験、能力の多様さを指します。これには、人種や民族、性別、性的指向、障害、宗教、年齢などの要素が含まれます。多様なバックグラウンドを持つ人々が組織や社会の中で存在し、参加し、リーダーシップを発揮できることが重要です。
  • 包含性 (Equity) は、公正な機会と資源の配分を指します。包含性の原則に基づいて、組織や社会は個々の人々のニーズや要求に応えるために、公正な制度やポリシーを確立する必要があります。これにより、あらゆる人が平等に参加し、成果を得ることができます。
  • 公正性 (Inclusion) は、多様な人々が組織や社会の中で受け入れられ、尊重されることを指します。公正な環境では、個人の声や意見が重視され、意思決定に参加する機会が与えられます。また、異なるバックグラウンドや視点を持つ人々が互いを尊重し、協力して働くことが重要です。

1.2. 平易で非口語的な言語

明確でわかりやすく、直接的な言葉 ("平易な" 言葉とよばれる) を使うことは、問題のある言葉を避けるための良い方法です。平易な言葉は、初めて読む人や聞く人が理解しやすいコミュニケーションを提供します。専門用語や口語表現は避けるようにしましょう。 特に口語は、多くの問題のある単語やフレーズを引き起こす可能性があります。

以下のリストに含まれる用語の多くは、口語です。 口語表現は、カジュアルな会話で使用される非公式な言葉遣いであり、スラングや文化的なイディオムやフレーズが含まれることがあります。ただし、これらの表現は文化的な背景に基づいた意味を持ち、単語自体の意味とは異なります。 例えば、"raining cats and dogs" (土砂降りだ) や "sanity check" (サニタリーチェック)、"lowering the bar" ( (何かに期待または要求される品質の) 基準を下げること) といった表現が挙げられます。ほとんどの人は、これら用語の意味は理解できていますが、その意味は文化的な背景に由来するものであり、単語自体からそれら背景まで把握することは困難です。

2. 問題のある単語やフレーズ

問題のある単語とフレーズは2つにグループ分けしています。1つ目は IT 固有の用語で、2つ目はより一般的な用語です。

さらに一般的な用語は、以下ののカテゴリに分類しています。

2.1. IT 固有の用語およびフレーズ

blackout days/dates, black/gray days

IT 業界における "blackout days" とは、メンテナンスのために業務が停止する日、社員や役員が自社株の取引を行えない日、旅行特典などの特別割引やキャンペーンが利用できない日など、何かにアクセスできない、または拒否される日のことを指します。

□ 問題点 望ましくないもの、間違ったもの、悪いものに対して "black" という言葉を使用し、望ましいもの、正しいこと、良いものに対して light または "white" という言葉を使用することは、有色人種を抑圧するために使用されてきた概念を永続させることになります。

□ 推奨される代替 ● blocked days ● restricted days ● make no changes period

black list (blacklist, black-list)
white list (whitelist, white-list)

コンピューティングでは、「ブラックリスト」または「ホワイトリスト」が基本的なアクセス制御メカニズムです。「ホワイトリスト」は全員のアクセスを許可し、「ブラックリスト」はメンバーのアクセスを拒否します。

コンピュータでは、"black list" や "white list" は基本的なアクセス制御の仕組みで、"white list" に記載しているものはアクセスが許可され、"black list" に記載しているものはアクセスを拒否されます。

□ 問題点 望ましくないもの、間違ったもの、悪いものに対して "black" という言葉を使用し、望ましいもの、正しいこと、良いものに対して light または "white" という言葉を使用することは、有色人種を抑圧するために使用されてきた概念を永続させることになります。 "deny list" や "allow list" など、わかりやすい言葉を使用すると、意味がより明確になります。

□ 推奨される代替 black list (blacklist, black-list): ● deny/denied list

white list (whitelist, white-list): ● allow list

blackbox
whitebox
blackbox/whitebox

"blackbox" とは、物理マシン (機械学習アルゴリズム) やテストのことを指します。 テストの場合、"whitebox" は、既知で明確に把握できているものを示し、"blackbox" は、未知で可視できないものを示します。

□ 問題点 これらの言葉は人種差別的な比喩から派生したものであり、望ましくないもの、間違ったもの、悪いものに対して "black" という言葉を使用し、望ましいもの、正しいこと、良いものに対して light または "white" という言葉を使用することは、有色人種を抑圧するために使用されてきた概念を永続させることになります。

□ 推奨される代替 blackbox: ● closed box ● closed system ● opaque glassbox ● frosted glass box ● mystery box ● unknown origin ● obfuscated

whitebox: ● known ● open box ● open system ● glass box ● clear box ● clear box testing

blackbox/whitebox : ● clear/opaque ● viewed/hidden ● visible/invisible ● clarify

Blackhat, Black Hat Hacker, blackhat hacker
Whitehat, White Hat Hacker, whitehat hacker
Gray Hat Hacker

"blackhat" や "Black Hat"、"blackhat" ハッカーは、金銭や名声のために悪意を持ってサイバー防御を突破する犯罪的ハッカーを指します。 一方、"whitehat" や "White Hat"、"whitehat” ハッカーは、組織的な企業開発プロセス、サイバーセキュリティ計画または戦略の一環としてサイバー防御のテストに重点を置く倫理的なハッカーです。

"Gray Hat Hacker" とは、サイバーディフェンスの弱点を突いて、その弱点を所有者に知らせ、セキュリティを向上させることを目的とするハッカーである。システムに侵入する許可を得ているわけではなく、システム所有者に注意を喚起するわけですから、善と悪の間を行き来していることになります。彼らとしては良いことをしているつもりでも、実際には違法なことをしていることになります。

□ 問題点 これらの言葉は人種差別的な比喩から派生したものであり、望ましくないもの、間違ったもの、悪いものに対して "black" という言葉を使用し、望ましいもの、正しいこと、良いものに対して light または "white" という言葉を使用することは、有色人種を抑圧するために使用されてきた概念を永続させることになります。

□ 推奨される代替 Blackhat, Black Hat Hacker, blackhat hacker: ● unethical ● malicious ● malevolent ● malignant ● bad ● criminal ● unethical hacker

Whitehat, White Hat Hacker, whitehat hacker: ● security researcher ● ethical ● benevolent ● benign ● good ● ethical hacker

Gray Hat Hacker: ● Hacktivist

grandfather clause/grandfather policy/grandfather right, grandfathered (in) grandfathering

IT 業界における "grandfather" 条項や "grandfather" ポリシー、"grandfathering" とは、既存のものに対しては旧ルールが引き続き適用され、新しいものに対しては新ルールが適用される条項である。新ルールを免除される人は、grandfather rights (祖父権)、acquired rights (既得権)、または be grandfathered in と言われます。

□ 問題点 "Grandfathering" や "grandfather clause" は、変更前に存在していたことを条件に、一部の人々を変更から免除する方法として使われました (例: "we’ve grandfathered some users on an unlimited data plan.")。"Grandfather clause" とう用語は、1890年代にアメリカ南部で、修正第15条に反抗して黒人の投票権を防ぐための方法として生まれまています。

□ 推奨される代替 ● Legacy ● legacy status ● exempt

master
slave
master/slave (関係)
(Kanban) flow master
Scrum master
master branch
webmaster/ Web master

IT 業界における master-slave の関係は、通常、あるもの (master) が他のコピー、プロセス、システムをコントロールしたり、トップやヘッドになったりするシステムのことを指します。

□ 問題点 ミシガン大学のロン・エグラッシュ教授が2007年に発表した論文によると、技術における主従関係の比喩は、少なくとも1904年にケープタウン天文台の恒星時計システムに関する記述にさかのぼります。彼は、「仕事をしない自由な主人と、主人の命令に従う奴隷は、倫理的に疑わしいとはいえ、技術社会的な比喩として鮮明である」という概念を強調するために、この言葉が選ばれたのではないかと論じています。

"master" が使われる文脈から、その使い方が人種差別的な二元論「マスター/スレーブ:マスター」が劣ったプロセスやシステムを支配することから派生しているかどうかを考える。

"master" が使用される文脈や、その使用が "master" が下位のプロセスやシステムをコントロールする人種差別的な二項対立の "master/slave" に由来するかどうかを見て、総合的に判断する必要があります。 例えば、修士号や、Master of Science、Master of Arts など、学位によく使われる master は、あるテーマに精通していることを示唆しており、蔑称とは見なされません。

  • 適切な使用例: "She is a master at the game of chess."

ただし、"master" がグループの責任者を指していたり、master-slave" の力関係を想像させるような場合は、"master" という用語を置き換える必要があります。 例えば、カンバンフローマスターは、カンバンミーティング、継続的改善の取り組み、プロセスレビューなどを促進します。カンバンプロジェクトマネジメントは近年、マスターの役割を強調しないように進化しており、サービスデリバリーマネージャーとサービスリクエストマネージャーに焦点が当てられています。

□ 推奨される代替 master: ● source ● main ● active ● primary ● parent (※ 親/子のバイナリは特定のコンテキストでは役立つ場合があります。役に立たない可能性があるため、使用する場合は関連性と含意を考慮してください) ● head ● in charge ● principal ● active ● leader ● local

slave: ● replica ● secondary ● child ● worker ● follower ● passive ● branch ● standby ● remote ● primary record, file or recording of data/ secondary record, file or recording of data.

master/slave: ● hierarchical ● parent-child ● primary-replica ● primary-secondary ● active-passive ● active-standby ● leader-follower ● conductor-musician ● origin-clone ● lead-support ● local-remote

(Kanban) flow master: ● (Kanban) flow manager

Scrum master:Agile Lead ● Agile Program Manager ● Agile Coach ● Agile Team Facilitator ● Scrum Coach ● Scrum Teacher ● Scrum Leader ● Scrum Facilitator ● Servant Leader ● Scrum Custodian ● Scrum Guardian ● Scrum Guide ● Process Expert ● Process Lead

master branch: ● trunk ● main branch

webmaster/ Web master: ● Web product owner ● Web manager ● Website manager ● Product Manager

first-class citizen, first-class function first-class control, first-class data type

プログラミング言語設計において、あるプログラミング言語における "first-class citizen" とは、他のエンティティが利用可能なすべての操作をサポートするエンティティを指します。ここでの操作とは、通常、引数として渡されること、関数から返されること、変更されること、変数に代入されること等を指します。

□ 問題点 "first-class citizen" とは、特定の価値が最高品質または最高等級であることを意味します。したがって、このグループの下にある他のものは二流または下級であることを意味しています。人と人との関係における文化的な階層を、物事の関係を表すために使用することは、特定の社会階級に属する人々に対する偏見や好意を示すことになります。

□ 推奨される代替 ● type ● object ● entity ● value

mob programming

mob programming (モブプログラミング) は、チーム全体が同じ作業、同じ時間、同じ空間、同じコンピュータ上で作業するソフトウェア開発のアプローチです。

□ 問題点 もともと非階層的な人々のグループが自己組織化し、タスクを遂行することで「危険な存在になる」ことを意図して命名されました。 しかし、歴史的に "mob" という言葉の使用には人種的な要素があり、蔑視的、否定的な意味で使用されてきています

"mob" は、17世紀後半から記録されており、ラテン語の mobile vulgus (興奮する群衆) の略語である古語の mobile を省略したものです。20世紀初頭から "mob" はマフィアを指す非公式の用語となりました。

□ 推奨される代替 ● whole team ● swarming ● herd programming ● troop ● collaborative programming

Red Team, White Team, Yellow Team, Red Atomic Team

サイバーセキュリティでは、チームの色分けは、サイバーセキュリティのコンテキストにおけるさまざまな役割やペルソナを区別するために使用されます。たとえば、Red チームは「攻撃的なセキュリティ」、White チームは「コーディネーターまたは審判」、Yellow チームは「ソフトウェアの構築者」等となっています。

□ 問題点 人種差別的な比喩として色を使用すること、つまり "white" を善、"black" を悪、"red" を攻撃者、"yellow" を排除する第三者と分類することは、不快感を与えます。

また、"red atomic" という言葉は、冷戦やロシアとの否定的な関係を連想させるもので、ロシアは共産主義国であることから "red" と表現され、悪者扱いされることが多々ありました。

□ 推奨される代替 ● Cyber Offense ● Cyber Exercise Cell ● DevSecOps Team

dumb terminal

"dumb" という言葉の元々の意味は、古語で「無言であること/話すことができないこと」という意味です。端末の機能はデータの表示と入力に限られ(ローカルでプログラム可能なデータ処理機能はない)、その処理能力をホストコンピュータに依存します。日本語ではダム端末と呼称されます。

□ 問題点 これは、話すことができない人に対して関連付けられることが多い否定的な言葉であり、テクノロジーと関連付けて使用すべきではありません。

□ 推奨される代替 ● terminal ● computer terminal ● thin client

dummy value

識別子またはスキームの意味のある値を持たない既知のテスト値またはサンプル値を指します。

□ 問題点 "dummy" の語源は、話すことができない人です。この言葉の使用は、しばしば障害と否定的に関連付けられ、その人が無価値、無能、無能力であることを暗示するため、別の言葉を使用する必要があります。

□ 推奨される代替 ● placeholder value ● sample value ● test data/test value ● pseudo value

sanity check

非常に明確で単純な論理に従うべきものを、確認または検証するために実行されるテストです。例えば、ソフトウェアのビルド要求を受けた後、コード変更された箇所が期待通りに動作することを確認するためにサニティテストが実行され、サニティテストが失敗した場合にはビルドが拒否されます。

□ 問題点 "sanity" の語源は、「精神が健康な(sanus)こと(-tas)」です。"sanity check" という表現は能力主義的であり、IT 用語として不必要に精神衛生に言及しています。これは、精神疾患を持つ人が「劣っている」「間違っている」「不正確である」ことを容認することになります。適切な代替の用語を使用することで、本来意図しているものをより明確に表現することができます。

□ 推奨される代替 ● quick check ● confidence check ● coherence check ● gut check

Mom/girlfriend test

製品をよく知らない人の前に置いて、その人がどのように製品を使うかを詳しく知ることです。

□ 問題点 「母親や彼女が製品を使えるのであれば、誰でも使える」という前提は、性差別であり年齢差別です。

□ 推奨される代替 ● user test ● test with novice users

male or female connectors and fasteners

「オス」コネクタは、一般にプラグと呼ばれ、中心導体に固いピンを持っています。「メス」コネクタは一般的にジャックと呼ばれ、「オス」コネクタを受け入れるための穴の開いた中心導体を持っています。

□ 問題点 電気や IT のコネクタやファスナーを表現するために男性や女性の解剖学的構造を使用し、それらがどのように組み合わされるかを性的表現することは本質的に問題があります。この問題の適用範囲としては、USB や A/V ジャックも含まれます。

□ 推奨される代替 ● connector and receptacle ● plug and socket ● pin and receptacle

man-in-the-middle

暗号やコンピュータ・セキュリティにおいて、中間者 (man-in-the-middle) 攻撃とは、攻撃者が、直接通信している2つの当事者間の通信を密かに中継し、場合によっては改ざんするサイバー攻撃である。

□ 問題点 "man" の使用は包括的ではなく、したがって性差別的です。

□ 推奨される代替 ● person-in-the-middle ● machine-in-the-middle ● monster-in-the-middle

2.2. その他の問題のある用語

問題となる用語やフレーズを さらに以下の4つのカテゴリに分類し、記載します。

2.2.1. 人種、民族、国籍、宗教、先住民/先住民族アイデンティティ

tribal knowledge

"tribe" という言葉は、人脈の広い、組織化された集団という意味で使われることがあります。“Tribal knowledge” とは、ユニットの従業員など、組織のために一緒に働く人々の集合的な情報のことを指します。しかし、このように部族の形を使うことは、多くのアメリカンインディアンやアラスカ先住民、世界の先住民にとって不快なことです。

□ 問題点 西洋の文脈では、"tribe" という言葉はしばしば野蛮を意味しており、原始的、文化がない、教育を受けていないといったステレオタイプをさらに永続させます。長年勤めている従業員がプロセスやオペレーションを理解していることを指す場合には、institutional knowledge とする方が、より正確な表現となります。

  • 訂正前: "Much of what we know about these processes comes from tribal knowledge."
  • 訂正後: "Much of what we know about these processes comes from institutional knowledge."

□ 推奨される代替 ● institutional knowledge ● organizational knowledge

brown bags

ブラウンバッグランチは、ブラウンバッグ・ミーティングと呼ばれることもあり、通常昼食時に行われる非公式なトレーニングセッションで、従業員が自宅から弁当を持参して参加することを暗示しています。

□ 問題点 brown bags は、アフリカ系アメリカ人のクラブや友愛団体で肌の色を判定するために伝統的に使われていた "brown paper bag test" に端を発しています。このテストは、個人がどのような特権を持つことができるかを決定するために行われたとされており、個人の肌の色を茶色の紙袋の色と比較し、肌の色が茶色の紙袋と一致するか、それよりも明るい人だけが入場や会員特権を許されました。

本当はランチを食べながらの集まりを指すのに、"brown bag" と呼ぶのは、人々を疎外し、不快にさせるアメリカの醜い歴史の一端を表しています。

"bring your own lunch" という方がより明確です。

□ 推奨される代替 ● lunch and learn ● tech talks

cakewalk (短縮形の "takes the cake")

"cakewalk" とは、簡単な勝利や課題のことです。"takes the cake") とは、賞を獲得する、または1位になることを意味します。

□ 問題点 cakewalk南北戦争以前に奴隷にされた人々によって行われていたダンスで、優勝者にはケーキが与えられるというものでした。これは、"takes the cake" や "cakewalk" というフレーズの元のソースです。

このような歴史があるため、この言葉やフレーズは避けるべきです。

□ 推奨される代替 ● easy

gyp, gip

"gypsy" という言葉は、泥棒や詐欺師として特徴づけられる遊牧民族グループであるロマニ(またはロマ)を指す言葉として由来しました。したがって、"gyp, gip" という用語は、盗む行為を指すために使用されます。

□ 問題点 この用語のすべてのバージョンは、ロマの人々を軽蔑するものであるため、避けるべきです。

□ 推奨される代替 ● steal ● scam ● defraud ● cheat

lower the bar

この用語は、日本では「ハードルを下げる」という意味で用いられます。企業が異なる人種、民族、性別の背景を持つ人々を加えるために、採用基準を緩和しなければならないという誤った考えに基づいています

□ 問題点 実際、多くの場合、その逆で、不適切な雇用慣行を行っている企業は、優秀で、しばしば多様な候補者を適切に評価することができていません。

□ 推奨される代替 ● simplify ● inclusive ● make more accessible

mantra

"mantra" は、従来集中力や瞑想を助けるために繰り返される言葉や音を意味しますが、多くの場合、その人の基本的な信念や、その人が生きたり働いたりする基本的な信念や信念を暗示するために使用されます。

□ 問題点 仏教やヒンズー教のコミュニティの多くの人々は、この "mantra" という用語を非常に精神的で宗教的な経験として捉えており、安易に使用すべきではありません。

□ 推奨される代替 ● North Star ● elevator pitch ● mission statement motto

minority

"minority" (少数派) とは、文字通り、より小さい数または部分、または全体の半分未満の数を意味します。多くの場合、"minority" は、"majority" とは人種的または民族的に異なる人々のグループを指します。

□ 問題点 "minority" が他の人種や能力を指して使われる場合、「他者」を表す一般化された言葉として使われ、議論されているコミュニティや共同体に対して「劣った」とみなしていることを意味します。minority neighborhood (町の赤線地帯について話す場合)、minority agenda (議題が否定的であるとほのめかす場合)などが例として挙げられます。 人種や民族のコミュニティに言及する場合は、コミュニティ特有の用語(「ネイティブ・アメリカン」「アフリカン・アメリカン」など)か、一般的な用語(「有色人種」)のいずれかを使用するようにしてください。 その他の疎外されたコミュニティについて言及する場合は、どの特定のコミュニティについて議論しているのかを明確にすることが重要です。

  • 訂正前: "El Pueblo de Los Ángeles State Historic Park, in the oldest section of Los Angeles, is the location of some of the most significant cultural landmarks of L.A.’s minority."
  • 訂正後: "El Pueblo de Los Ángeles State Historic Park, in the oldest section of Los Angeles, is the location of some of the most significant cultural landmarks of L.A.’s diverse Latino population."  
  • 訂正前: "That city has several minority neighborhoods."
  • 訂正後: "That city has several neighborhoods historically affected by red-lining practices."

□ 推奨される代替 ● Native American ● African American ● people of color ● traditionally underserved community ● historically excluded

native speaker, non-native speaker

幼少期から当該言語を話した、または話さなかった人。

□ 問題点 米国に住んでいる英語話者、または英語を学んで米国に住んでいる人を暗示するために使用している場合には問題があります。 このようなレッテルがネガティブで不正確な印象を永続させる可能性があることを関係者が認識するにつれ、英語を母国語としない人々に関する用語は変化または発展してきました。

英語は、アメリカ合衆国が占める土地の母国語ではありません。 英語を母国語とせず、第二言語として学習している人たちを表すには、他の用語が適しています。 現在、米国教育省では、ELL (English language learners) または EL (English learners) を、America's Promise の研究機関である The Center for Promise では、FLNE (first language is not English) を使用しています。

□ 推奨される代替 ● English as a primary language ● English as first language ● English language learners ● English as a secondary language (ESL)

ninja, guru

特定のスキルや活動に優れた人を指します。

□ 問題点 これらの言葉は文化の流用であり、問題があります。

技術職の仕事内容として記載されている場合、これらの言葉はより男性的であると認識される可能性があるため、一部の人にとっては応募を躊躇させることにもなりかねません。また、これらの言葉は、求められている資質や資格が何であるかを正確に特定するものではありません。

□ 推奨される代替 ● expert ● Agile expert ● charismatic person ● talented person ● specialist

no can do

"No can do" は "I cannot do it." という意味の口語または俗語です。

□ 問題点 単純に "I can’t do it" の俗っぽい短縮バージョンのように見えるかもしれませんが、実際には中国のピジンイングリッシュの模倣です。この言葉は、西洋人の中国人に対する態度が著しく人種差別的であった19世紀半ばから20世紀初頭にかけてのものです。

□ 推奨される代替 ● I can’t do it ● Not possible or not feasible(時間枠内またはパラメータ内)

off the reservation

期待されていることや慣習から逸脱すること、予期せぬ行動や独自性を発揮すること。

□ 問題点 アメリカ先住民は、アメリカ政府によって作られた居留地に制限されており、その自由は、しばしば強制的に結ばされた条約の条件によって著しく制限されていました。この言葉は、歴史的にアメリカ先住民を侮蔑するために使われているかどうかの確証がないため、軽んじられているように感じる可能性があります。

□ 推奨される代替 ● out of bounds ● out of the norm

open the kimono

計画内容を明らかにしたり、重要な情報を自由に共有したりすることを意味します。

□ 問題点 着物は、日本文化における正装を連想させるものです。この1970年代のスラングは、長い間、ある日本の武士が武器を隠していないことを誰かに示すために衣を開くという神話から誤って解釈されてきました。また、着物は、高度な訓練を受けた芸者も着用しており、これまで様々な映画や本で妾として不正確に描かれてきました。どちらも、日本文化に対するステレオタイプな見方を増幅させています。

□ 推奨される代替 ● full disclosure ● provide insight into

元々劇場の高いところにある最も安い席があるエリアを指す言葉で、転じて、望ましくない、または役に立たない アドバイスや意見を与える人を指す場合もあります。

□ 問題点 peanut gallery はもともと、アフリカ系アメリカ人が座らなければならなかった隔離された劇場のバルコニーを指しました。ピーナッツは奴隷貿易中にアメリカに持ち込まれたため、黒人と関連付けられるようになりました。

□ 推奨される代替 ● upper balcony/gallery ● other tier ● the cheap seats ● observers

pow wow

北米インディアンの儀式で、ごちそうを食べたり、歌ったり、踊ったりすることです。

□ 問題点 "pow wow" という言葉を使うことは、文化の流用であり、究極的には人種差別になります。

□ 推奨される代替 ● huddle ● standup ● discussion ● meeting ● meetup

redline

共同でのテキスト編集、または何が含まれ、何が含まれないかを指定することを指します。

□ 問題点 この言葉は差別的な慣行や政策と強く結びついているため、共同編集に言及する場合は別の言葉を使うのが最善です。

□ 推奨される代替 ● scrap ● shelve ● mothball ● cancel ● drop ● edit ● marked up (ドキュメント内の法的コメント)

sherpa

シェルパ (sherpa) とは、本来ネパールのヒマラヤ山脈に住むチベット人の血を引く人のことを指します。登山遠征のポーターとして活躍したシェルパが非常に多いことでよく知られています。

□ 問題点 誰かを "sherpa" と呼ぶのは文化の流用にあたります。

□ 推奨される代替 ● guide ● coach ● leader ● tutor

spirit animal

霊獣 (spirit animal) は、いくつかの文化の信念体系として重要な意味を持っており、「旅の途中で人を導いたり、保護したり、その人が共有または体現する」精霊を指します。

□ 問題点 何かをあなたの spirit animal と呼ぶことは文化の流用にあたります。

□ 推奨される代替 ● kindred spirit ● BFF ● personal icon ● role model

totem pole

トーテムポールは、アメリカ北西海岸の先住民族によって作られた高い建造物で、国家、家族、個人の歴史を紹介し、特定の領土に対する権利、歌、踊り、その他の文化の側面を表示するものです。

  • 例: low person on the totem pole (最も低いランクの人。最も重要でない、または最も力のない人。)

□ 問題点 "totem pole" の使用は文化の流用にあたります。

□ 推奨される代替 ● hierarchy

2.2.2. 障害と障害者差別

blind to the truth, blind eye to, blind spot

意識の低さを表すために、口語で "blind" という単語が使われることがあります。

□ 問題点 この表現は能力主義的で、"blind" が無知と同等であることを意味しています。

□ 推奨される代替 ● imperceptive ● ignorant ● uneducated ● insensitive ● dense ● unaware ● choosing to ignore ● biased against

crazy, insane

混沌としている、整理されていない、または無意味であることを表現するために、口語で "crazy" または "insane" という言葉が使われることがあります。

□ 問題点 歴史的に、"crazy" という言葉は、精神疾患に苦しみ、精神的に健全ではない人を指すのによく使われていました。 メンタルヘルスに関連する言葉を使用し、それを誰かまたは何かのせいにすることは、メンタルヘルスの問題に関連する汚名を永続させるため、問題があります。 "crazy" は多くの用途と意味合いを持つ言葉ですが、この言葉はできるだけ避けることをお勧めします。

□ 推奨される代替 ● baffling ● confusing ● disoriented ● disorienting ● amazing ● incredibly ● super difficult ● very complicated ● wild ● irrational ● ridiculous ● silly ● absurd ● strange ● unnatural ● outrageous ● out of this world ● exciting ● infatuated ● passionate ● enthusiastic ● impractical ● senseless

cripple

奉仕するための能力、または強さ、効率性、全体性を奪われ、足が不自由な、または部分的に障害のある状態のことを指します。

□ 問題点 これは、障害を説明する否定的な意味合いで使用されがちな、障害者差別的な言葉です。

□ 推奨される代替 ● slow(s) down ● inhibits ● hinders ● prevents

dumb, dumb-down

"dumb" の語源は、言葉を話すことができない人のことです。

□ 問題点 話すことができない人に対してネガティブなイメージを持れがちな言葉です。

□ 推奨される代替 ● clueless ● uninformed ● ignorant ● mute or nonvocal ● simplify (dumb-down の置き換え)

"deaf" to something, fell on deaf ears

この言葉は、耳が聞こえないということは、聞く気がないことと同じであることを案にほのめかしています。

□ 問題点 聴覚障害者は知性が低いと関連付けられてきた長い歴史があります。これは、自分の声を使って話すことができない人は、共有する価値のあるものを持っていないという考えからきています。

□ 推奨される代替 ● unwilling to hear or listen ● ignorant ● unwilling to learn/understand ● misunderstanding ● uneducated ● dense ● didn’t listen ● ignored ● disregarded

lame

もともとこの言葉は、身体の不自由な人を指す言葉として使われていましたが、現在では「ダサい」という意味で使われることが多くなっています。

□ 問題点 この言葉は、障害を否定的に使って、その反対、つまりダサくないことが優れていることを暗示しているため、カッコ悪いというスラングで使われている場合でも不快です。この使い方はableistとみなされます。

この言葉は、「ダサい」という意味のスラングとして使われている場合でも不快です。なぜなら、この言葉は障害を否定的な意味で利用して、「ダサくない」方が優れているという意味が込もっているため、身障者を差別しているものとみなされます。

□ 推奨される代替 ● weak

normal, healthy (障害のない人を指す)

"normal" や "healthy" という言葉は、障害を持たない人を表現するためによく使われ、よく問題視されます。

□ 問題点 障害のある人も同じように健康であり、障害のない人を "normal" と呼ぶことは、障害のある人を "abnormal" と否定することになり、したがって "normal" は障害者差別的な言葉にあたります。

  • 訂正前: "A normal person can use both mouse and keyboard with their computers."
  • 訂正後: "People without physical disabilities have the option of using a mouse, keyboard or both with their computers."

□ 推奨される代替 ● nondisabled person ● sighted person ● hearing person ● person without disabilities ● neurotypical person ● desired state

(この Web ページを) see

"see" の定義は、何かを目で見るという意味になるため、視覚に関連します。ウェブサイトやネットに掲載された記事で、「参照する」「訪問する」「知る」「理解する」という意味で使われることもあります。

□ 問題点 このような "see" という言葉の使い方は、本質的に間違っているわけでもなく、必ずしも不快なものでもありませんが、コンテンツプロバイダーは、より正確で、障害者差別しない言葉を方が適切な状況では "see" という言葉の使用を避けるべきです。

  • 訂正前: "See the notes at the end of the article."
  • 訂正後: "Refer to the notes at the end of the article."

□ 推奨される代替 ● read or visit this web page ● hyperlink to the reference ● view ● read

2.2.3. 年齢による差別

Gray Beard

ITやサイバーセキュリティの経験豊富な年配の方で、生涯に渡る勉強や経験から生まれた経験や知恵が求められる場合があります。

□ 問題点 このフレーズを使用すると、相手の年齢を軽蔑していると受け取られる可能性があります。

□ 推奨される代替 ● Use the person’s name ● experienced person ● knowledgeable person ● source person

2.2.4. 性別と性的指向

he/she, s/he, he or she, he and she, his and her, his or her

かつて、他者をを指す場合に、単数形としての人称代名詞 (he/she や his/her 等) がよく使われていました。

□ 問題点 近年、性別や性的指向が、男性と女性、あるいは he/she や his/her のように必ずしも2つに分類できるものではないとを理解され、受け入れられるようになってきたため、単数形としての人称代名詞を使うことは、もはや正しくないと考えられています。

  • 訂正前: "Applicants for the position should submit his/her resume and cover letter."
  • 訂正後: "Applicants for the position should submit their resume and cover letter."

□ 推奨される代替 ● 単数形としての they/them/theirs

freshman, freshmen

4年制大学で学士課程の1年目にいる人を指します。

□ 問題点 "freshman/freshmen" の "man" や "men" という表現は包括的でないため、性差別的にあたります。

□ 推奨される代替 ● first-year student

housekeeping

housekeepking とは、業務やタスクを管理することを指します。

□ 問題点 オフィスワークに関して言えば、この言語はジェンダー的なものであるように感じられる場合があります。この言葉には、家政婦としての女性の伝統的な家庭内での役割という、様々な歴史や意味合いが包含されています。

□ 推奨される代替 ● maintenance ● cleanup ● overview

man (動詞; 例 "I'll be manning the front desk")

カスタマーサービスなどで、人を配置したり、調度したりすることを指します。

□ 問題点 "man" という言葉は包括的ではなく、性差別的です。

□ 推奨される代替 ● staffing ● working

man hours

労働者の時間のこと。

□ 問題点 "man" という言葉は包括的でなく、性差別的である。労働時間を表すのに、性別は不要です。

□ 推奨される代替 ● person hours ● engineer hours, hours of effort, work hours, labor hours

manpower

タスクを完了するために必要な作業を実行できる人。

□ 問題点 タスクを完了させるのに性別は関係ないのにも関わらず、"manpower" という言葉は、タスクに男性が必要であることを暗示するように受け取られるため、性差別てきです。

□ 推奨される代替 ● workforce ● human effort

preferred pronouns

優先代名詞 (preferred pronouns) という用語は、人が自分を識別し、そう呼ばれたいと思う(三人称)人称代名詞という意味で使用されます。

  • 例: he/his/him、she/her/hers、they/their/theirs、ze/hir/hirs、ze/zir/zirs 等

□ 問題点 "Preferred" は、人称代名詞が任意であることを意味し、性同一性や性表現は好みであり、そのため敬意を払った代名詞の使用は任意であることを示唆しています。 性同一性と性表現はそれ以上に複雑であり、敬意を持って使用することが好ましいものでも任意のものでもありません。それは、期待され保証されるべきものです。

□ 推奨される代替 ● pronouns ● personal pronouns

upperclassman, upperclassmen

中学校または大学の3年生または4年生を指します。

□ 問題点 "man" または "men" を使用することは包括的ではなく、性差別的とみなされます。

□ 推奨される代替 ● junior or senior student(s) ● returning student(s)

guys

性別に関係なく、グループや観客の人々を指すのに使われます。

□ 問題点 一方の性別を優先するような性別代名詞は避け、包括的な代名詞を使うようにしましょう。

□ 推奨される代替folks ● people ● you all ● y’all ● friends

ladies/gals

グループや聴衆の中にいる女性を指すのに使われます。

□ 問題点 "ladies" や "gals" といった言葉は、一部の人には見下したように感じられることがあります。

□ 推奨される代替 ● women ● folks ● people ● you all ● y’all ● friends

mankind

人類。

□ 問題点 "全人類" を表現する際に "man"kind という言葉を使うことは性差別的です。

□ 推奨される代替 ● humankind

sexual preference, lifestyle

性的嗜好を指し、異性愛両性愛、同性愛を含みます。

□ 問題点 "sexual preference" や "lifestyle" という言葉は、人のセクシュアリティが選択であることを示唆するため、不快なものとみなされます。

□ 推奨される代替 ● sexual orientation

(総称としての) Gay

Gay とは、同性愛、同性愛者、同性愛男性を指す言葉です。

□ 問題点 "Gay" という用語はあまり好まれなくなり、現在では LGBTQIA+ という略語が好まれています。

  • L: レズビアン (Lesbian)。同性愛者の女性を指します。
  • G: ゲイ (Gay)。同性愛者、同性愛者、または同性愛者の男性を指します。
  • B: バイセクシャル (Bisexual)。人が2つの性別/ジェンダーに惹かれることです。
  • T: トランス (Trans)。トランスジェンダーと性転換者の総称です。
  • Q: クイア (Queer)。異性愛者および/またはシスジェンダー (性自認と生まれ持った性別が一致している人) ではないすべての人々を指す総称です。
  • Q: クエスチョニング (Questioning)。自分の性的指向や性別について100%確信が持てず、自分の本当のアイデンティティを見つけようとすることです。
  • I: インターセックス (Intersex)。身体的性が男性や女性のどちらにも一致していない状態を指します。
  • A: 無性愛 (Axexuality)。人々に対して性的魅力を全く感じないことを指します。
  • A: アライ (Allies)。アライ自体はストレートの方を意味している言葉ですが、セクシュアルマイノリティにフレンドリーな方、支援する方、差別などをしない方という意味で使われています。
  • P: パンセクシュアル (Pansexual)。どのような性の方でも愛することができる方のことで、日本語では全性愛と表現されています。
  • +: 「+」記号は、これらのいくつかの文字に含まれていない他のすべてのセクシュアリティ、性別、ジェンダーの略です。

□ 推奨される代替 ● LGBTQIA+ ● LGBTQQIAAP

virgin

この言葉は「最初」という意味もありますが、一般的には性行為をしたことがない人を指すのに使用されます。

□ 問題点 セックスをしていない女性を強く連想させ、ネガティブで感情を刺激するステレオタイプを連想させるため、この言葉は避けるべきです。

□ 推奨される代替 ● first run ● first launch

参考資料

‐ Web ページ, "IT Inclusive Language Guide", UW-IT, https://itconnect.uw.edu/guides-by-topic/identity-diversity-inclusion/inclusive-language-guide/ - Web ページ, "Oxford Reference", Oxford University Press, https://www.oxfordreference.com/ - Web ページ, "Online Etymology Dictionary", Douglas Harper, https://www.etymonline.com/ - Web ページ, "語源英和辞典", しぇでの(siedeno), https://gogen-ejd.info/ - Web ページ, "Cambridge Dictionary", Cambridge University Press & Assessment, https://dictionary.cambridge.org/ja/ - Web ページ, "Merriam-Webster", Merriam-Webster Incorporated, https://www.merriam-webster.com/ - Web ページ, "LGBTQQIAAPとは?日本語に訳して意味をわかりやすく解説。性別は男女だけではない。", 自分らしく生きる Project, https://jibun-rashiku.jp/column/column-1876 - Web ページ, Wikipedia, Wikimedia Foundation Inc., https://en.wikipedia.org/wiki/Main_Page