【韓国語入門③】母音
それでは、ハングルの母音を見ていきましょう。
日本語では母音は、「a」「i」「u」「e」「o」の5個ですが、韓国語では、以下の10個があります。
「ㅓ」「ㅗ」や、「ㅕ」「ㅛ」は、日本語では区別されず、それぞれ「o/オ」「yo/ヨ」と発音されますが、韓国語では区別されます。
「ㅓ」「ㅕ」は口を大きく開いて発音し、「ㅗ」「ㅛ」は口をすぼめて発音します。
「ㅜ」と「ㅡ」についても、日本語では区別されず「u/ウ」と発音されますが、前者は口をすぼめて発音、後者は口を横に開いて(日本語で「イ」を発音するときの口の形で)発音します。
母音 | 対応アルファベット | 備考 |
---|---|---|
ㅏ | A | 口を大きく開いて発音 |
ㅑ | YA | 口を大きく開いて発音 |
ㅓ | O | 口を大きく開いて発音 |
ㅕ | YO | 口を大きく開いて発音 |
ㅗ | o | 口をすぼめて発音 |
ㅛ | yo | 口をすぼめて発音 |
ㅜ | u | 口をすぼめて発音 |
ㅠ | yu | 口をすぼめて発音 |
ㅡ | u: | 口を彦に開いて発音 |
ㅣ | i: | 口を彦に開いて発音 |
(ここでは、発音を区別するため、口を大きく開いて発音するものを大文字で、口を横に開いて発音するものに「:」を付与して表記しています。)
母音は種類に応じて、子音の右側または下側に記載します。
わかりやすく、無音の子音である「ㅇ」と共にそれぞれの母音を表示すると以下のようになります。
- 「아」「야」「어」「여」「오」「요」「우」「유」「으」「이」
母音には、さらに「複合母音」という複数の母音を組み合わせたものも存在します。 基本的には、母音をばらしてそれぞれ発音すればいいのですが、一部は暗記したほうがいいものもあります。
母音 | 対応アルファベット | 備考 |
---|---|---|
ㅐ | e | ㅏ(A) とㅣ(i:) の組み合わせ。発音注意。 |
ㅒ | ye | ㅑ(YA) とㅣ(i:) の組み合わせ。発音注意。 |
ㅔ | e | ㅓ(O) とㅣ(i:) の組み合わせ。発音注意。 |
ㅖ | ye | ㅕ(yo) とㅣ(i:) の組み合わせ。発音注意。 |
ㅘ | oA | ㅗ(o) とㅏ(A) の組み合わせ。 |
ㅙ | oe | ㅗ(o) とㅐ(e) の組み合わせ。 |
ㅚ | oe | ㅗ(o) とㅣ(i:) の組み合わせ。発音注意。 |
ㅝ | uO | ㅜ(u) とㅓ(O) の組み合わせ。 |
ㅞ | ue | ㅜ(u) とㅔ(e) の組み合わせ。 |
ㅟ | ui: | ㅜ(u) とㅣ(i:) の組み合わせ。 |
ㅢ | u:i: | ㅡ (u:) とㅣ(i:) の組み合わせ 。 |
「対応アルファベット」の表記が同じものは、発音の区別はありません。 (厳密にはあるのかもしれないですが、現地ではさほど区別されていないように思います。)
参考までに無音の子音である「ㅇ」と組み合わせると以下のようになります。
- 「애」「얘」「에」「예」「와」「왜」「외」「워」「웨」「의」